2019年3月31日日曜日

Term 1(一学期)生活準備編

これからは、大学でどんな授業を受けたかや、生活などを書いていこうと思います。
あんまり細かいところまで覚えてないけど、書きながら思い出したいなっていう期待があります。



大学院留学のスタートは、9月半ば過ぎ、新入生オリエンテーション開始数日前に、日本からドーハ(カタール)経由でマンチェスターに20時間近く掛けて飛び、マンチェスターから大学の送迎バスに乗るという旅路から始まりました。

大学のキャンパス内の寮では、希望するような形態の部屋はもういっぱいになっており、大学が斡旋していたStudent Castleという民間の学生寮に住むことに決め、そこまで送迎バスで届けてもらいました。

渡英前に申し込みで、Student Castleが提供しているキッチンセットとか寝具セットとかがあったのですが、絶対に必要のない中華鍋みたいなのとか、ド派手な色のベッドシーツとかが含まれてそれぞれ良い値段していたので、現地で自分で調達しようと思って何も事前に買わなかったわたしは、部屋に着いて最初の試練に立ち向かうことになるのでした。




布団も何もない。
(あるのはマットレスだけ。)








しかも、暖房のつけかた教えてくれたけど、よくわからない上に、あんまり暖かくない。

温かいお茶も飲めない(お湯が沸かせない)。


日本だと9月じゃまだまだ暑いですが、ヨークは日本の11月下旬くらいの寒さでした。
日本で実家を出てから24時間後、やっと布団で横になって寝られる〜シャワーも浴びてゆっくりできる〜って時に、ベッドのシーツも掛け布団も何もなく、わたしはマンチェスターで引っ張り出した冬のコートにくるまって、暖房のろくにきいていない部屋で寝ました。悲しかった・・・。


そして翌日から、わたしの家具家電調達が始まりました。




イギリスでも、日本でいう100円ショップのようなところや、西友のようなスーパーがあります。


わたしがまず向かったのは、PoundlandまたはPoundworldという100円ショップです。
まあ、厳密には当時1ポンド=150円くらいだったので、100円ショップではないのですが・・・。

9月で新学期が始まる時期だったので、Poundlandでも新生活応援セットみたいなものがたくさんおいてありました。普段はないということがわかったのですが、その時は掛け布団とかベッドシーツとか、ブランケットとか、プラスチックのおたまやフライ返しセットみたいなものが5ポンド〜7ポンドで売っていました。


次に向かったのは、Primarkという、日本でいう「しまむら」みたいなお店です。
ここでは洋服だけでなく、寝具も売っていたので、わたしはこちらでベッドシーツを買いました。枕も後に買って使っていました。


そして最後に、Sainsbury’sというスーパーに向かいました。ここでも新生活応援セットみたいな感じで、フライパンやまな板などが安く売っていたので、こちらで購入しました。



部屋完成〜!



ちなみに、イギリスには、

Morrison’s
TESCO
Coop
Sainsbury’s
Waitrose
Marks & Spencer (M&S)

など、いろんなスーパーがあります。
列挙した上から下に向かってグレードが上がっていく感じです。

ディスカウントスーパーから東急ストアや成城石井まで、みたいなグレードの違いでしょうか(笑)



わたしは先ほど書いたように、生活用品はPoundland、Primark、Sainsbury’sで大まかに揃えた後、ケトルやアイロンなどはAmazon.ukで集めたのですが、あとで中国人のクラスメイトから聞いたところ、Morrison’sでも新生活応援のような商品がたくさんあって、いろいろ安くて良い生活用品が買えたようです。


前回の記事に書いたように、Yorkの街は城壁に囲われているのですが、わたしが行ったお店は城壁の中にあり、Morrison’sはわたしが住んでいた寮にとても近かったのですが、城壁の外にあり、まだYorkに慣れていなかったわたしはそこまで冒険して散策できずに狭い行動範囲で買い揃えてしまいました。


でも、Student Castleがセットで売っていた物より、必要な物を必要な分だけ、総額も安く抑えることができたので、オッケー!



・・・ということで、無事に生活準備が整ったわたしは、大学でのビザの手続きや新学期開始のオリエンテーションも受けつつ、学校生活開始の準備も整えていきました。教科書も一冊、Amazonで買いました。


ちなみに、日本と違って、教科書は購入必須ではありません。図書館でも借りられますし、大学側でも先生が必要箇所をPDFで配ってくれたりします。
学費は高いですが、そういった在学期間中の金銭的な負担は比較的少ないかもしれません。



というわけで、次回は大学について書きたいと思います!


2019年3月22日金曜日

YORK

ちゃんと振り返るには、膨大な時間と、記憶との果てしない闘いが必要になりそうなので、ひとまず思い出したことをぽつぽつ書いていこうと思います(2ヶ月も引っ張っておきながら、まとまってないという…)。リンクも多用すると思います。

ちょこちょこ後から修正入れたり、付け足したりするかもしれませんが、ご了承ください。



まず、わたしがいたヨークがどういうところかというと、簡単に言えば、日本でいう京都みたいなところです。イギリスは、ロンドンは近代的な建物も多くありますが、その中でも煉瓦造りだったりゴシック様式のものが目立ち、比較的歴史的な雰囲気が残っているイメージがあると思います。

その中でもヨークは中世の街並みが多く残っている街として知られ、イギリス人の間でも人気のスポットとなっているようです。そういう意味で、京都の歴史的な建物の雰囲気と、ヨークの雰囲気が、和と洋の違いはありますが、なんとなく重なる気がします。
ちなみにヨークは、かつてはバイキングが暮らしていた街でもありました。

画像(https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwi728rM5JXhAhVN6bwKHU5VBZAQjhx6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fukchoirfestival.com%2Fevent%2Fuk-choir-festival-2019-york-choir-leader-weekend-ticket-sat-25th-sun-26th-may-2019&psig=AOvVaw34onu30O0rrjIvEPIccVVU&ust=1553345376109125)


ヨークの街で一番の観光スポットは、ヨークミンスターという大聖堂です。キリスト教や教会に興味がなかったとしても、ここはヨークにきたら絶対に見なければいけない場所だと思います。というか、ヨークミンスターを見ないでヨークを回ることは不可能なくらい巨大な建築物です。近くに行けば行くほど、よくもまあ、こんなに大きな建物を建て、こんなに凝った装飾を施せたもんだなあと感心します。朝見ても、夕暮れに見ても、いつだって惚れ惚れするほど偉大です。

関連画像
画像(https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwj9pb7H5ZXhAhVFwLwKHTGqCN4Qjhx6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fwww.chapel-haddlesey.n-yorks.sch.uk%2Fyear-5-6-visit-york-minster%2F&psig=AOvVaw32hdxYqi8QS6rabuExG9or&ust=1553345553417771)

「york minster」の画像検索結果
画像(https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjOm4vo6JXhAhV7KqYKHTUIAJgQjhx6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fwww.ai-cio.com%2Fnews%2Fchurch-england-votes-divest-fossil-fuels%2Fyork-minster-york-england-uk%2F&psig=AOvVaw1Z-wByZMulaiT6ZJ0XWn5G&ust=1553346417595209)


イギリスは教会のサイズが街の規模を表す、というようなことを聞いたことがあります。全地域でそれが当てはまるかどうかは知りませんが、電車に乗っていると、必ずどこかしらの教会が見えるのですが、大きい教会があるところは、街も大きいようにわたしも感じました。教会や大聖堂(の持ち主)が、その街で権力を示していた、みたいな感じでしょうか。

ヨークの街は、どこを歩いても中世の街並みの景観を崩さないように規制がかかっているのか、マクドナルドやH&Mなどのファストフードやファストファッションのお店ですら、外観があまり近代的だったり機会的な感じではありません。ちゃんと街に調和しています。

中心街にはいろいろな小道があり、それぞれに名前がついているのですが、その中に、シャンブルズという小道があります。ジャンブルズには Jetting と呼ばれる、二階部分が一階部分より前に突き出ている建築様式の家というのかお店というのかが所狭しと並んでいます。この建物たちは昔、肉を二階部分から日陰になっている一階部分に向かって吊り下げるために使われたスタイルなんだそうです。この建物が並ぶシャンブルズをハリー・ポッターの作者J.K.ローリングは作品の中で、魔法用品が売られているダイアゴン横丁のモデルにしたとされ、観光客が毎日訪れる場所の一つとなっています。この通りには、ハリー・ポッターのグッズのお店もたくさんあります。

「shambles」の画像検索結果
画像(https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwifko-S5pXhAhW1IqYKHYgZA3sQjhx6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fwww.thetimes.co.uk%2Farticle%2Fyork-city-guide-amble-along-the-shambles-9w0zwt3rj&psig=AOvVaw0Q-KyHQTQGJwX4d9gaw8yw&ust=1553345783445102 )


また、ヨークの中心街から外れてだいぶ北西に向かうと、ヨークシャー・デイルズという自然地帯が広がっており、イギリス人たちは余暇にハイキングに出かけるエリアとなっているそうです。



わたしは初めてヨークに訪れた時、電車で駅に着いた瞬間にこの街に恋をしました。なんといっても、駅がまた趣のある建物なんです。歴史的かつイギリスの雰囲気が好きな人にはたまらない感じです。

関連画像
画像(https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiG4ZLg6ZXhAhXRyosBHVR5ACoQjhx6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fwww.letsrecycle.com%2Fnews%2Flatest-news%2Flner-recycling-rate-platforms-just-15%2F&psig=AOvVaw2NBRpdApkZmI9-loFMpxXp&ust=1553346718113174)


ちなみに、駅の、中心地と反対側のエリアには、鉄道博物館があり、なんと、日本の新幹線も置いてあります。流れている映像も、置いてある新幹線もだいぶ古いものですが、ひとときの日本語と日本の車中を感じることができ、わたしは新幹線の中でしばしホッと和んでいました。

そして先ほど書いたように、ヨークの街並みそのものも中世の趣ある景色が広がっていて、わたしは1年そこで暮らしていましたが、いっときも飽きることなく、毎日惚れ惚れとするほどでした。どこを見ても美しい!!

もちろん、ゴミが落ちていたり、観光客で混んでいたり、人が集まるところらしい部分はありますが、それでも街を歩くのに飽きることはありません。ただ、一日あれば中心街は歩いて回りきれます。美術館、博物館などを制覇しようと思うと、もう少し時間が必要だと思いますが。。。

街は中心街を囲むように城壁があり、その城壁の上を歩いて街を一周することもできます。これもなかなか楽しかったです。

ちなみに、佳子さまがご留学されたリーズ大学もヨークシャー(ヨーク州)ですが、ヨークシャーというくくりになるとかなり広くなり、わたしがいたヨークはヨークシャーの中のヨークという場所で、佳子さまの場所は、ヨークシャーの中のリーズという場所でした。リーズも一度だけヨークから電車で1時間弱で行けたので、観光・ショッピングで訪れました。



ヨークの説明をしていたらもうこんな長さになってしまったので、いったんここで終わろうと思います。

もっと詳しく知りたい方は、Wikipediaをご覧ください。


とにかく、York、いいところでした。

ロンドンから2時間半くらい電車でかかるし、日本から直行便とかもないので、ヒースロー空港(ロンドン)か、ヨーロッパでいったん飛行機を乗り継いでマンチェスター空港からヨークに向かうという感じが普通です。
ヨーク目的ではなくても、イギリスに行くことがあったら、ぜひ一度訪れていただきたい場所です。

治安もとても良かったです。さすがに夜遅くに一人で歩くのはどうかと思うけど、それでも危険な目にあったことは一度もありませんでした。(酔っ払いが近づいてくるとかはあったけど)


学生生活にはなんの不足もない場所でした。
次の記事では、その学生生活について書こうと思います。