2019年3月22日金曜日

YORK

ちゃんと振り返るには、膨大な時間と、記憶との果てしない闘いが必要になりそうなので、ひとまず思い出したことをぽつぽつ書いていこうと思います(2ヶ月も引っ張っておきながら、まとまってないという…)。リンクも多用すると思います。

ちょこちょこ後から修正入れたり、付け足したりするかもしれませんが、ご了承ください。



まず、わたしがいたヨークがどういうところかというと、簡単に言えば、日本でいう京都みたいなところです。イギリスは、ロンドンは近代的な建物も多くありますが、その中でも煉瓦造りだったりゴシック様式のものが目立ち、比較的歴史的な雰囲気が残っているイメージがあると思います。

その中でもヨークは中世の街並みが多く残っている街として知られ、イギリス人の間でも人気のスポットとなっているようです。そういう意味で、京都の歴史的な建物の雰囲気と、ヨークの雰囲気が、和と洋の違いはありますが、なんとなく重なる気がします。
ちなみにヨークは、かつてはバイキングが暮らしていた街でもありました。

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ヨークの街で一番の観光スポットは、ヨークミンスターという大聖堂です。キリスト教や教会に興味がなかったとしても、ここはヨークにきたら絶対に見なければいけない場所だと思います。というか、ヨークミンスターを見ないでヨークを回ることは不可能なくらい巨大な建築物です。近くに行けば行くほど、よくもまあ、こんなに大きな建物を建て、こんなに凝った装飾を施せたもんだなあと感心します。朝見ても、夕暮れに見ても、いつだって惚れ惚れするほど偉大です。

関連画像
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「york minster」の画像検索結果
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イギリスは教会のサイズが街の規模を表す、というようなことを聞いたことがあります。全地域でそれが当てはまるかどうかは知りませんが、電車に乗っていると、必ずどこかしらの教会が見えるのですが、大きい教会があるところは、街も大きいようにわたしも感じました。教会や大聖堂(の持ち主)が、その街で権力を示していた、みたいな感じでしょうか。

ヨークの街は、どこを歩いても中世の街並みの景観を崩さないように規制がかかっているのか、マクドナルドやH&Mなどのファストフードやファストファッションのお店ですら、外観があまり近代的だったり機会的な感じではありません。ちゃんと街に調和しています。

中心街にはいろいろな小道があり、それぞれに名前がついているのですが、その中に、シャンブルズという小道があります。ジャンブルズには Jetting と呼ばれる、二階部分が一階部分より前に突き出ている建築様式の家というのかお店というのかが所狭しと並んでいます。この建物たちは昔、肉を二階部分から日陰になっている一階部分に向かって吊り下げるために使われたスタイルなんだそうです。この建物が並ぶシャンブルズをハリー・ポッターの作者J.K.ローリングは作品の中で、魔法用品が売られているダイアゴン横丁のモデルにしたとされ、観光客が毎日訪れる場所の一つとなっています。この通りには、ハリー・ポッターのグッズのお店もたくさんあります。

「shambles」の画像検索結果
画像(https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwifko-S5pXhAhW1IqYKHYgZA3sQjhx6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fwww.thetimes.co.uk%2Farticle%2Fyork-city-guide-amble-along-the-shambles-9w0zwt3rj&psig=AOvVaw0Q-KyHQTQGJwX4d9gaw8yw&ust=1553345783445102 )


また、ヨークの中心街から外れてだいぶ北西に向かうと、ヨークシャー・デイルズという自然地帯が広がっており、イギリス人たちは余暇にハイキングに出かけるエリアとなっているそうです。



わたしは初めてヨークに訪れた時、電車で駅に着いた瞬間にこの街に恋をしました。なんといっても、駅がまた趣のある建物なんです。歴史的かつイギリスの雰囲気が好きな人にはたまらない感じです。

関連画像
画像(https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiG4ZLg6ZXhAhXRyosBHVR5ACoQjhx6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fwww.letsrecycle.com%2Fnews%2Flatest-news%2Flner-recycling-rate-platforms-just-15%2F&psig=AOvVaw2NBRpdApkZmI9-loFMpxXp&ust=1553346718113174)


ちなみに、駅の、中心地と反対側のエリアには、鉄道博物館があり、なんと、日本の新幹線も置いてあります。流れている映像も、置いてある新幹線もだいぶ古いものですが、ひとときの日本語と日本の車中を感じることができ、わたしは新幹線の中でしばしホッと和んでいました。

そして先ほど書いたように、ヨークの街並みそのものも中世の趣ある景色が広がっていて、わたしは1年そこで暮らしていましたが、いっときも飽きることなく、毎日惚れ惚れとするほどでした。どこを見ても美しい!!

もちろん、ゴミが落ちていたり、観光客で混んでいたり、人が集まるところらしい部分はありますが、それでも街を歩くのに飽きることはありません。ただ、一日あれば中心街は歩いて回りきれます。美術館、博物館などを制覇しようと思うと、もう少し時間が必要だと思いますが。。。

街は中心街を囲むように城壁があり、その城壁の上を歩いて街を一周することもできます。これもなかなか楽しかったです。

ちなみに、佳子さまがご留学されたリーズ大学もヨークシャー(ヨーク州)ですが、ヨークシャーというくくりになるとかなり広くなり、わたしがいたヨークはヨークシャーの中のヨークという場所で、佳子さまの場所は、ヨークシャーの中のリーズという場所でした。リーズも一度だけヨークから電車で1時間弱で行けたので、観光・ショッピングで訪れました。



ヨークの説明をしていたらもうこんな長さになってしまったので、いったんここで終わろうと思います。

もっと詳しく知りたい方は、Wikipediaをご覧ください。


とにかく、York、いいところでした。

ロンドンから2時間半くらい電車でかかるし、日本から直行便とかもないので、ヒースロー空港(ロンドン)か、ヨーロッパでいったん飛行機を乗り継いでマンチェスター空港からヨークに向かうという感じが普通です。
ヨーク目的ではなくても、イギリスに行くことがあったら、ぜひ一度訪れていただきたい場所です。

治安もとても良かったです。さすがに夜遅くに一人で歩くのはどうかと思うけど、それでも危険な目にあったことは一度もありませんでした。(酔っ払いが近づいてくるとかはあったけど)


学生生活にはなんの不足もない場所でした。
次の記事では、その学生生活について書こうと思います。